179. 財布の謝礼
せっかくですので、少しばかり友人関係という名の「出汁」を引いて、関係性の話を続けようと思います。ずいぶん引っ張るなと思われるかもしれませんが、それも仕方のないことです。仕事以外の人間関係となると、もう持ち合わせがそれほどありませんから。自分にとっての貴重な体験を、こうして言葉にして出汁にするしか道はないのです。
事の発端は、LINEに残した「ごちそうさまでした」という一言でした。奢りと割り切って支払ったはずの1軒目でしたが、自分でも記憶が曖昧で、続く2軒目や3軒目をどう処理したのか、どこか心に引っかかっていました。Aさんからの質問と、そこにBさんの解説が加わり、記憶のキャッチボールが成立してようやく全容が見えてきたのです。ゲストにも連絡をとって状況を確認し、なんとか納得のいく着地を迎えることができました。
そんなふうに、記憶の断片を拾い集める作業をしながら、次回の集まりに向けて準備を進めています。今はまだ軽くさわりだけ情報を集めている段階ですが、次は貸し切りで場所を取って飲み会を開くのも面白そうだなと考えています。ただ、いざ探してみると禁煙のお店が意外に多くて驚かされます。世の中の流れとはいえ、喫煙者の方にも楽しんでもらえる場所を探すとなると、もう少し腰を据えてリサーチする必要がありそうです。どこかに「実は喫煙可能です」なんて穴場が隠れていないかと、淡い期待を抱きながら動いているところです。
それにしても、こうして負債の返済のように飲み会の調整をするのには、どこか座りの悪い違和感が残ります。この心のざわつきや、わだかまりの正体は一体何なのでしょうか。不思議な感情です。もしかすると、自分の芯にあるOSのようなもの、あるいは等価交換を原則とするような、もっと根深い部分から来る影響なのかもしれません。よくわからないままではありますが、今はなんとなくその感覚と付き合いながら、次の準備を進めていこうと思います。
今回の思考実験は「財布の謝礼」
1億円の当選宝くじが入った財布を、当選を調べずに交番に届けた。後日落とし主から謝礼を1000万円払いたいと申し出があった。あなたならどうしますか?
以上です。
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