176. 応報の主体
いよいよゴールデンウィーク直前となり、仕事のほうも佳境に入ってきました。いやはや、大変な時期ではありますが、いま忙しくないことのほうが逆に恐ろしいものですし、ここは甘んじて引き受けるしかありません。……なんて言いつつ、じつはもう気持ちはゴールデンウィークに入っています。繁忙期とはいえ、以前よりはずいぶんと自分なりにうまくコントロールできるようになった気がします。長年やっていれば、それくらいできるようになっていてほしいものです。もっとも、この文章が配信される頃には、とっくにゴールデンウィークも明けて5月22日になっていますけど。 それはそうと、繁忙期というのは少なからず「私(シ)」という領域を侵食してくるものだと痛感しています。時間は誰にとっても一日二十四時間しかありません。あちらを立てればこちらが立たないといった具合で、なかなかままならないものです。以前、公私融合というハックを考えたこともありましたが、どうやらそんな都合の良いものは存在しないのかもしれません。餃子の焼き加減にたとえるなら、美味しければそれで良いという気もしますが、あまり悩みすぎるのも考えものです。自然体でいることが大切ですし、餃子を美味しくするために適切な環境に晒すように、自分自身も適切な温度や時間といった良い環境に身を置くことが重要なのでしょう。第174回「ほどけた包み」で語ったことのおさらいのようになってしまいましたが、誰にとって美味しいのかという根本的な問いを抱えつつ、最近は話の内容が少しゴチャついていたように思います。 生活面でも、新年度の進学や自転車の買い替えなど、外部環境の変化があって自分でも処理しきれていない感覚が否めません。ここらで一度、脳内を整理したいと考えています。自転車といえば、乗り出しにあたって鍵の取り付けやブレーキパッドのあたり調整など、なにかとやることがありました。納車時に店員さんに教えてもらったのですが、前輪を外した際にブレーキレバーをうっかり握ってしまうと、パッドがくっついて離れなくなるという恐ろしい仕様があるようです。そんな不親切な、とも思いましたが、仕組み上は仕方がないのでしょう。納車時に店員さんが実演してくれた際、ホイールとパッドの間隔があっさりズレてしまい、回転させるとスンスンと異音が鳴るのを見て不安になりました。クイックリリースの締め方を調整しても...