187. 凪につぶて
ここ最近、なぜだか分からないのですが、何かに急かされているような、得体の知れない走らされている感に包まれています。実際にはそんなことはないはずなのに、心の内側には言い知れないマンネリ感が漂っているのです。 自分を鼓舞して走らせるための仕組みはいくつか用意しています。それについては、こちらのポッドキャストで何度も話題にしているので、すでにご存知かと思いますが、ここでは割愛させていただきます。ただ、わかりやすい例を挙げるならば、「しれじポイント」というものがあります。これは、自分で自分に付与するポイント制度のようなものです。「とりいれ」と「くりだし」、平たく言えばインプットとアウトプットに対して、わたくし自身がスマホのスプレッドシートでこつこつと管理しながらポイントを与えているのです。 そうして仕組み化し、自動化して動き始めると、最初はそれなりの楽しさがあるのですが、すぐにマンネリ化してしまうのですね。つい最近の第183回「亀の甲」という回でもマンネリについてお話ししたばかりですが、そう、実際はマンネリ上等ですし、続けてなんぼの世界ですから、本来は何も気にすることなどないのです。むしろ順調に進んでいる証拠なのだから、余計なことは考えずに、ちょっとした変化を加えてアップデートさせ、黙々と作業を続けていればいいだけの話なのですが……。 勝手に、なんと言いますか、自分自身で監視システムを作り上げてしまった結果なのでしょうか。いわばセルフパノプティコンですよね。自らが生み出した自動化の仕組みのせいで、内発的な動機からはじめたはずなのに、なぜか謎の「やらされ感」がじんわりとまとわりついてくるのです。 そうなってくると、ちょっとした不規則性や波乱を自分に加えたくなってしまいます。昔、わたくしが絵を描いていた頃、手が止まってしまったら「とにかく一度ぶっ壊せ」という講師の教えがありました。その言葉が今でもわたくしの指針のひとつとなっています。これもまた心に打ち込まれた「くさび」のようなもので、かなり深く定着しているようです。 結局のところ、わたくしの現在は過去からのメッセージを受け取りながら、さまざまな「渦」と混ざり合いながら形作られているわけです。まるで昔のクリープのCMではないですが、これまでの人生で積み重ねたハーモニーのようなものなのでしょうか。まあ、深く考えすぎても仕...