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6月, 2026の投稿を表示しています

181. フィーディング

 時間が足りない、足りないなどと嘆いていますが、結局のところ配信サービスを眺めて過ごしているのが原因なのでしょう。本当に、どうしたものかと思います。例の「続けて再生」される機能のせいで、うっかり寝落ちしてしまい、翌朝に巻き戻して同じ箇所を見直すなんてことが日常茶飯事です。 もともと私は群像劇が好きなので、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界観にはすっかりハマってしまいました。あちこちに散りばめられた伏線が見事で、少し違和感を覚えたシーンが後になって鮮やかに回収されるたび、見事にやり込められた気分になります。「この人は一体誰だろう?」と疑問に思った人物が、後々になって重要な繋がりを見せてくる展開には、ただただ脱帽するしかありません。 MCUシリーズも直近になると、ついにマルチバースという概念をぶっこんできましたね。ドラマシリーズの『ロキ』では、時間をテーマに枝分かれした世界が描かれましたが、私の直感では、まさにこの「枝分かれ」こそがマルチバースの正体ではないかと思っています。うまく言語化はできないのですが、そういった難解な概念をドラマシリーズが丁寧に補完してくれるものだから、すっかりその魅力に絡め取られてしまっているわけです。 海外ドラマの面白さにヤミツキになっている現状には、少々危機感も抱いています。これではいけないと、ようやく視聴時間を制限することに決めました。Disney+の設定を見直して、一日に一時間まで。今の私には、これしか選択肢が残されていません。 結局のところ、自分で能動的に選び取っていないのが一番の問題なのでしょう。プラットフォームが勧めてくるものをただ受動的に摂取し続けるだけでは、いわば「そうさせられている」に過ぎません。自分から情報の海へ打って出なければ、いつまで経ってもこの泥沼からは抜け出せないのですから。まったく、困ったものです。 今回の思考実験は「フィーディング」 自分で美味しいものを探して選んでいる実感はある。しかし結局、目の前に差し出されたスープを喉に流し込んでいるだけかもしれない。感情をシステムに委ねたとき、私たちの心のよりどころはどこに存在するのか 以上です。 コメント欄からぜひあなたの考えをお聞かせくださいね。 もしくはGoogleフォームからどうぞ https://forms.gle/oJ9tXDkYAjK...

180. さざなみ

 「いどばた」という名のサーバーで、管理人を務めております。急に何を言い出すのかと思われるかもしれませんが、このポッドキャストとは基本的には何の関係もありません。ただ、私が「しれじ」という名前でサーバーの主、いわゆる鯖主をしているというお話です。場所はDiscordですね。 このサーバーを立ち上げたきっかけは、正直なところ少し忘れてしまいました。ただ、コミュニケーションについていろいろと考えを巡らせた結果、生まれたものなのだろうと思います。そこには、私のエンジンでもある「ごはんをおいしく食べたい」あるいは「まじめにふざけたい」という「こころざし」が息づいています。「ごはん」の方にはあまり直結していないかもしれませんが、「ふざける」という要素には通じているので、良しとしましょう。 コミュニケーションといえば、通勤の車中というのは一人の時間が確保できる貴重なタイミングですよね。会社に泊まり込まない限り、こうした自分だけの時間は毎日必ずやってきます。かつては社畜のように会社へカジュアルに泊まり込む時代もありましたが、今では到底考えられません。深夜の帰宅ですら心身にこたえるものですし、何よりそうした働き方自体が、今の自分の感覚からはどこかズレているように感じます。 そんなふうに運転中の一人きりの時間や、ふとした手持ち無沙汰な瞬間を、すべて内省に充てるのではなく、もっと有効に活用できないだろうか。そんな着想から「いどばた」は始まった気がします。立ち上げ当初の細かい記憶は定かではありませんが。 あらためて説明すると、Discordというのは音声チャットのためのアプリです。元々はゲームプレイ中のチャットツールだったのでしょうが、無料かつ高機能でユーザーも多いため、今回のような場を作るのには最適でした。LINEでもチャットは可能ですが、目的に照らしてDiscordを選んだ形です。サーバーといっても、難しいことはなく、一つのグループのようなものですね。 「いどばた」は、スキマ時間にふらっと立ち寄って、気軽に話せるようなサーバーを目指しています。特定のテーマや目的はありません。ノンジャンルで、ただ空いた時間に寄ってみる。そんな気楽な場所です。 構成としては、音声チャットがメインです。顔出しやビデオは不要で、音声だけでもまったく問題ありません。気の向くままに、途中出入りも自由で、...

179. 財布の謝礼

 せっかくですので、少しばかり友人関係という名の「出汁」を引いて、関係性の話を続けようと思います。ずいぶん引っ張るなと思われるかもしれませんが、それも仕方のないことです。仕事以外の人間関係となると、もう持ち合わせがそれほどありませんから。自分にとっての貴重な体験を、こうして言葉にして出汁にするしか道はないのです。 事の発端は、LINEに残した「ごちそうさまでした」という一言でした。奢りと割り切って支払ったはずの1軒目でしたが、自分でも記憶が曖昧で、続く2軒目や3軒目をどう処理したのか、どこか心に引っかかっていました。Aさんからの質問と、そこにBさんの解説が加わり、記憶のキャッチボールが成立してようやく全容が見えてきたのです。ゲストにも連絡をとって状況を確認し、なんとか納得のいく着地を迎えることができました。 そんなふうに、記憶の断片を拾い集める作業をしながら、次回の集まりに向けて準備を進めています。今はまだ軽くさわりだけ情報を集めている段階ですが、次は貸し切りで場所を取って飲み会を開くのも面白そうだなと考えています。ただ、いざ探してみると禁煙のお店が意外に多くて驚かされます。世の中の流れとはいえ、喫煙者の方にも楽しんでもらえる場所を探すとなると、もう少し腰を据えてリサーチする必要がありそうです。どこかに「実は喫煙可能です」なんて穴場が隠れていないかと、淡い期待を抱きながら動いているところです。 それにしても、こうして負債の返済のように飲み会の調整をするのには、どこか座りの悪い違和感が残ります。この心のざわつきや、わだかまりの正体は一体何なのでしょうか。不思議な感情です。もしかすると、自分の芯にあるOSのようなもの、あるいは等価交換を原則とするような、もっと根深い部分から来る影響なのかもしれません。よくわからないままではありますが、今はなんとなくその感覚と付き合いながら、次の準備を進めていこうと思います。 今回の思考実験は「財布の謝礼」 1億円の当選宝くじが入った財布を、当選を調べずに交番に届けた。後日落とし主から謝礼を1000万円払いたいと申し出があった。あなたならどうしますか? 以上です。 コメント欄からぜひあなたの考えをお聞かせくださいね。 もしくはGoogleフォームからどうぞ https://forms.gle/VbcPDxqKxtbgkD9G7 ...

178. 長い夜

 もうだいぶ前のことのように感じておりますが、実際には2週間以上も前の話ですね。ゴールデンウィークの出来事を今さら収録し、そこからさらに3週間ほど経ってから配信するという、なんとも悠長なテンポで進めております。じっくりし過ぎではないかと自分でも思いますが、気にせずこのままお付き合いください。 当初、前回の内容は2回に分けて収録しようと考えていたのですが、いかんせん忙しく、少し無理が生じてしまいました。そのため、配信が随分と延びてしまったのです。ただ、時間が経過したことで客観的な視点を持てたのは幸いでした。無意識のうちに記憶が沈み込んでしまう前に、少しくらいは整理しておきたいという思いもありましたし、自分の中でまだ少しだけくすぶっている感情もあったものですから。今回も、そんな話をライトにお届けできればと思っております。 さて、件の飲み会の精算についてです。飲み会から2日後に、友人であるAさん(仮称です)からLINEが入りました。要約すると「1軒目で調子に乗って支払ったのは覚えているけれど、2軒目や3軒目の分を支払った記憶がない」という報告でした。それを皮切りに、Bさんも「自分もよく覚えていない」と前置きをしつつ、比較的詳細な状況を教えてくれました。 実を言うと、私も記憶がほとんどありません。ただただ「楽しかったな」という感覚だけが残っている状態で、それどころか3軒目に行ったことすら記憶から抜け落ちていたのです。だからこそ、その事実を知ったときは「え、3軒目って何?」と、本当に驚いてしまいました。記憶が飛ぶほど楽しかったとはいえ、少し心配にもなりますよね。 Bさんの報告のおかげで記憶を補うことができ、そこでようやく支払いが足りていなかったという事実が発覚しました。当然のことながら、心の中はなんとも言えないバツの悪さでざわざわと落ち着きません。 結局、最初に連絡をくれたAさんが一番多く支払ってくれていたのですが、私がすぐにネット送金で清算しようと申し出ても「大丈夫だよ」という返事でした。なんとなく有耶無耶なまま事態が収まっていく様子に、果たしてこれが正解なのか、あるいはどう振る舞うべきなのか、少しばかり戸惑う気持ちも残ります。Bさんはほぼ割り勘に近い額を支払ってくれていたようなので、今度は私が多めに負担することで、とりあえずの着地点とすることにしました。 そうして...