156. 馬と御者
あけましておめでとうございます。新しい年が明け、どこか心が洗われるような清々しさを感じていらっしゃる頃でしょうか。お正月、ついお酒を飲みすぎてはいませんか。さて、本日は一月二日の配信ということで、このポッドキャストをお聞きいただき、本当にありがとうございます。心よりお祝い申し上げます。
実のところ、この録音をしている時点ではまだ年末の二週間ほど前なのですが、配信されている今頃、私はきっとお餅を頬張っていることでしょう。世間はお正月ムード一色。長期休暇に入った私は、身も心もインプット、いわゆる「とりいれ」三昧で、胃も脳もすでにキャパを超えてしまっているかもしれません。
少し先の未来を想像して話すというこの恒例のくだりですが、ふと思ったのです。こうして未来の自分を「想像して話す」ことは、自然と客観的な視点を持つのに役立つのではないかと。普段は予定を立てることはあっても、具体的な状況を「想像して話す」機会はなかなかありません。今年はこうした時間を、意識的に増やしてみるのも良さそうです。
最近の私はといえば、情報の「とりいれ」過多が暴走しており、道筋を見失いつつあるひどい「ありさま」です。そこで、新年という節目の今、改めて習慣化について整理してみたいと思います。私の習慣化メソッドのコアにあるのは「こころざし」です。これが、私を動かすエンジンとなります。そして私の「こころざし」とは、「ごはんをおいしくたべたい」という極めてシンプルなものです。
これは「美味しいものを食べたい」でも「たくさん食べたい」でもありません。もちろん「お酒をたくさん飲みたい」でもありません。お酒があればより美味しく感じるかもしれませんが、本質はあくまで、ただのごはんをいかに美味しくいただくか。空腹であること、健康的であること、そして心が整っていること。そうした自分自身のコンディション次第で、塩揉みのきゅうりさえも至高の御馳走に変わるのです。この感覚は、日々の生活スタイルでコントロール可能なものであり、私の人生において非常に力強いエンジンとなっています。
この「こころざし」をエンジンに、具体的な目的地として「ねらい」を定めています。私はここ三年ほど、五つの「ねらい」を携えてやってきました。
一つ目は、月間二百キロの自転車走行。この一年は試験的に一割増やしてみましたが、無理なくこなせたため、今年は月間二百二十キロを目標に据えます。これがまさに、状況に合わせてルートを書き換える「みちすじ」の機能です。二つ目は週三回の筋トレ。少しずつ強度を上げ、現在も継続中です。三つ目は、二十時以降の食事禁止。ナッツ類も控えるようにしましたが、なぜか牛乳だけは許可しています。温めたミルクなら良し、ということにしましょうか。これら三つの狙いは、空腹や健康という側面から、食事を美味しくいただくための肉体的な土壌を整えてくれます。今のところ、こちらの「ありさま」は百点満点といえるでしょう。
しかし、残り二つがなかなかの曲者です。四つ目は、コイン集め。いわゆる副収入に繋がる行動。一年続けてきましたが、結果は芳しくありません。本業には邁進しておりますが、コイン集めは、まだ本気になれていないようで、お恥ずかしい限りです。睡眠時間の確保も含め、一度「くりだし」の「ありさま」を見直す必要があります。
そして最後、五つ目は読書や映画などのエンタメ摂取、インプット、いや「とりいれ」全般です。感性を磨き、「とりいれ」の源泉にするために課した狙いなのですが、これが完全に暴走しています。「とりいれ」に忙しくて「くりだし」する暇がないという、一種のセルフ・ハンディキャッピングに陥っているのかもしれません。せっかくの充電も、放電とのバランスが取れなければ本末転倒です。
この新年を機に、現状という「ありさま」を確認し、進むべき「みちすじ」を再検討して、「ねらい」を修正する時期に来ているのでしょう。「こころざし」というエンジン、「ねらい」という目的地、現在の立ち位置を示すGPSとしての「ありさま」、そしてルートを再検索する「みちすじ」。まるでカーナビのようですが、こう考えると、しれじメソッドが少しだけ分かりやすくなるような気がしてます。
今回の思考実験は「馬と御者」
あなたは試験で合格点を取るために毎朝1時間勉強をすることにした。この新たな習慣を継続するために『自分の意志』と『周りの環境』のどちらがメインになるか。
以上です。
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