140. 白鳥の湖
まだまだ暑い日が続きますね。この文章を録音してるのは8月の最終週ですが、それにしても暑いです。どうやら、この暑さがもうデフォルトになってしまって、世の中が動き出しているような感じがします。ふと「あれ?そうだったっけ?」と思ってしまいます。
京都議定書が制定されたのは、もうずいぶん前のことですよね。1997年のことで、温室効果ガス削減の国際的な目標でした。これは先進国だけの約束だったみたいですね。その後、パリ協定に引き継がれ、2016年に発効しました。パリ協定は、先進国だけでなく途上国も含めたすべての参加国が対象になりました。
目標はさらに広がり、産業革命前の平均気温より1.5~2℃の上昇を保つことを目指す、という内容になりました。これを読んで、やることをもっと絞らなくて大丈夫なのかな、と少し思いました。実際には、目標とする指標があるのでしょうか。国ごとに方針を出すのかもしれませんね。何もないと、なんだか雲をつかむような話になってしまいそうです。
各国が独自に環境に良いことをやればやるほど、経済活動と反比例してしまいそうに思えます。まるでチキンレースみたいになってしまうのでしょうか。崇高な目標に対して、つい経済的な視点が出てしまうのは仕方ないことかもしれません。
アメリカは2017年にパリ協定から離脱しましたね。「アメリカ・ファースト」と掲げて。地球温暖化という概念自体が、中国がアメリカの競争力を削ぐための陰謀だと主張した時は、驚きました。大統領の発言のすごさを感じたものです。なんでしょう庶民的な感覚というか。
そんな状況なので、他の国々も「大丈夫だろうか?」と思ってしまったのではないでしょうか。しかしその後、アメリカは国としてではなく、各州の知事が集まった「アメリカ気候同盟」という団体が、パリ協定に準拠すると宣言したそうです。民主党系の知事だけでなく、共和党の知事もいたそうで、一枚岩ではない、自浄作用が働いているようにも見えました。ただ、それがどこまで効力があるのかは、まだわかりませんが。
今回の思考実験は「白鳥の湖」
あなたが制作した、ある惑星をモデルにしたオープンワールドのオンラインゲーム。プレイヤーは各自が異なる視点と目的で行動します。
もし、このゲームの「制作者」として、プレイヤー全員の目的を一つにするとしたら、それはどんな目的ですか?そして、なぜその目的にしますか?
以上です。
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